マンションで行うリフォームは、基本的には非常に多額のお金が必要になってきます。
一室だけのリフォームであっても水回りなどの見直しを行えば、共有スペースなどにも影響は生じます。
したがって、その分だけ更に費用がかさみます。
もし費用をあまりかけずにリフォームをしたいと思うときには、あまり大規模なことは出来ないと考えるのが自然です。
内装などを手入れするというところが限界でしょう。
一戸建てであれば大規模に水回りなども可能ですが、その他大半の部分が他の部屋と共有している水回りなどについては、手入れを行うのは至難です。
すでに住んでいる人がいる場合なども、手入れを難しくさせる原因になってきます。
場合によっては立ち退いてもらわないといけないためで、もしリフォームを大規模に行おうと考えるのであれば、関係者が居住していないタイミングを見計らって行うしかありません。
自分だけで完結しないところに、マンションの場合は難しさが垣間見えるわけです。
マンションの場合は修繕積立金を毎月支払えば管理組合が修繕を行ってくれますが、一戸建ての場合はすべてを自分でやらなければいけません。
トイレ、台所、風呂等の水周りであったり、給湯器や壁紙、防犯などのリフォームは誰もが考えるのですが、忘れがちで、後回しになりがちなのが外装、特に外壁と屋根のリフォームです。
外壁についてはまだ外から見えるため、クラックと呼ばれるひび割れが見えていたら気になりますし、見た目の問題で塗装を検討したりすることもあるのですが、周囲に高い建物があって見下ろす機会があるとか、坂の上から見えるとかでもない限り、一度も屋根を見たこと無いという方は多いのではないでしょうか。
しかし、屋根に小さな雨漏りがあった場合、最悪の場合は外壁の断熱材などを伝って床下までゆっくりと漏水し、シロアリを呼び寄せてしまったり、耐震上重要な構造部を腐敗させたりしてしまいます。
外壁塗装をするためには足場を組まないといけないので、足場を組んだのであれば一緒に屋根の修繕も検討することを強くお勧めします。
Last update:2024/10/7